『ストレート・シューター』バッド・カンパニー

Bad Company
PAUL RODGERS – vocals, guitar & piano
MICK RALPHS – guitars & keyboards
BOZ BURRELL – bass
SIMON KIRKE – drums
『STRAIGHT SHOOTER』
1. GOOD LOVIN’ GONE BAD
2. FEEL LIKE MAKIN’ LOVEEP NO MORE
3. WEEP NO MORE
4. SHOOTING STAR
5. DEAL WITH THE PREACHER
6. WILD FIRE WOMAN
7. ANNA
8. CALL ON ME
※Spotifyプレイヤーの再生ボタンを押すと試聴できます(ログインしていない場合は30秒のプレビューとなります)。音量はお使いの端末で調整してください。
大好評のデビューアルバムに続くセカンドアルバムが、この知る人ぞ知る名盤『ストレート・シューター』です。適度に歪んだ音色も気持ちよいミック・ラルフスのギターをバックに、ポール・ロジャースのこれもまた適度にハスキーなボーカルが粒揃いの名曲をさらに引き立てます。
「グッド・ラヴィン・ゴーン・バッド」は歯切れの良いサイモン・カークのドラムスからギターのイントロ、そしてパワフルなボーカルへとロックの王道を征くノリのいいナンバーで、A面の1曲目はこうでなければ、という出来映えです。
アコースティック・ギターのイントロからディストーションの効いたハードなギターのリズムが心地よいサビの部分へと続く2曲目、悲しげなメロディーのリード・ギターから一転して暖かい雰囲気に変わる3曲目。
そして涙なくしては聴けない本アルバム中のベストチューン「シューティング・スター」と、レコードでいうA面だけでもう大満足ですが、ハードでクールな「ディール・ウィズ・ザ・プリーチャー」、ポール・ロジャーズのシャウトが冴え渡る「ワイルド・ファイアー・ウーマン」と続き、最後に切ない雰囲気の7曲目、8曲目で幕を閉じます。
プロのミュージシャンにも人気のあるボーカリスト、ポール・ロジャースの魅力とバックのシンプルで歯切れのいい演奏が堪能できる、ロック好きなら一度は聴いておくべき名盤です。
※このブログはアフィリエイトプログラムを利用しています。
欲しい楽譜を1曲から簡単購入!ヤマハ「ぷりんと楽譜」 ▼詳細はこちら

『BURN』DEEP PURPLE
![Burn [Analog]](https://m.media-amazon.com/images/I/613g1aCM8NL._AC_SL1425_.jpg)
バンドの看板、強力なボーカリストのイアン・ギランが脱退して大丈夫か?と思ったら、デヴィッド・カヴァーデイルが加入してちゃんと大丈夫でした。ベースにはグレン・ヒューズを迎えた新体制でスピード感のあるタイトル曲は大ヒット。「ユー・フール・ノー・ワン」のリフとドラム、コーラスのカッコ良さ。
歌えるベーシストとイアン・ギランとは全く違う声質のボーカリストの加入で、ディープ・パープルはツインボーカルに。74年4月、新生ディープ・パープルは伝説のカリフォルニア・ジャムに出演します。20万人(一説には40万人)を集めたフェスで「紫の炎(Burn)」は観客を熱狂させました。
『461 OCEAN BOULEVARD』ERIC CLAPTON
![461オーシャン・ブールヴァード (完全生産限定盤)[Analog]](https://m.media-amazon.com/images/I/71D8Zsj1woL._AC_SL1032_.jpg)
ブルースブレイカーズ、クリーム、ブラインド・フェイス、デレク・アンド・ザ・ドミノスを経て辿り着いたソロの新境地。それまでが張り切りすぎだったのか全体的にのんびりした雰囲気の曲が多く、ヒットした「アイ・ショット・ザ・シェリフ」や優しい「レット・イット・グロー」が良い感じです。
ジャケット写真は録音当時クラプトンが滞在していたフロリダ州ゴールデン・ビーチの自宅で、タイトルもこの住所から取られています。薬物依存からの復帰作はクラプトンの代名詞「レイドバック(Laid-back=のんびりした・くつろいだ)」の通り、リラックスできる作品でした。
『SHEER HEART ATTACK』QUEEN
![Sheer Heart Attack -Hq- [Analog]](https://m.media-amazon.com/images/I/61qc+QVfmoL._AC_SL1000_.jpg)
これぞクイーン・サウンドという「キラー・クイーン」は先行シングルとして大ヒット。凝りに凝った分厚いコーラスとブライアン・メイのオリジナル・ギターから生まれる独特なサウンド。世界的なバンドへと成長していくきっかけとなったサードアルバムです。
2007年に天体物理学の学位を取得した秀才ブライアン・メイが、10代のときに父親と製作したギター“レッドスペシャル”を、6ペンス硬貨で弾いてあの音を出すということにまず驚きます。機材の自作と多彩な音作りにはその頭脳が活かされ、ギターのテクニックはもう才能なんでしょうね。
『SECOND HELPING』LYNYRD SKYNYRD
![Second Helping -Hq- [Analog]](https://m.media-amazon.com/images/I/71+V0iyG7eL._AC_SL1000_.jpg)
イントロのギターがとにかく気持ちの良い名曲「スイート・ホーム・アラバマ」収録の名盤。トリプルギターが売り物のサザン・ロックの雄、レーナード・スキナードのセカンドアルバム。「フリー・バード」収録のデビューアルバムと並ぶ傑作です。プロデューサーはデビューアルバムに続いてアル・クーパー。
タイトル曲はニール・ヤングが「Southern Man(南部の白人)」で痛烈に人種差別を批判したことへのアンサーソングで、歌詞の中にも彼を批判する箇所が出てきます(A Southern man don’t need him)。南部の人間を一括りにするな、ということだったらしいのですが、歌詞を書いたロニー・ヴァン・ザントはニール・ヤングのファンだったそうです。
『PHENOMENON』UFO
![現象 [3CDスペシャル・エディション] [3SHM-CD] - UFO](https://m.media-amazon.com/images/I/717DXq-0zRL._AC_SL1417_.jpg)
邦題はそのまま直訳して『現象』でした。スコーピオンズの天才ギター小僧、マイケル・シェンカーが加入してメロディアスかつハードなギターを弾きまくっています。泣きの「ドクター・ドクター」やリフがカッコいい「ロック・ボトム」など、キャッチーな楽曲群でヒットしたアルバム。インストの小品「リップスティック・トレイシズ」も美しいです。
73年にUFOがドイツ・ツアーを行っている最中にギタリストが来ないというアクシデントがあり、ライブの前座を務めていたスコーピオンズでギターを弾いていたマイケル・シェンカーが急遽代役として起用され、そのままスカウトされてUFOのメンバーに。移籍をOKした兄のルドルフ・シェンカーの懐の大きさが『PHENOMENON(現象)』に繋がりました。
『It’s Only Rock’n Roll』THE ROLLING STONES
![It's Only Rock 'N' Roll [LP / Half Speed Master] - The Rolling Stones [12 inch Analog]](https://m.media-amazon.com/images/I/711bF1euuuL._AC_SL1000_.jpg)
シンプルなロックンロールに立ち返って「たかがロックンロールじゃないか」と嘯くローリング・ストーンズ。タイトル曲を始め全体的にグジャっとしたノリもストーンズらしくていいなと思います。 なんとも言えない雰囲気のジャケットも、開き直ったロックスターみたいでユーモラス。
ギタリストのミック・テイラーはこのアルバムを最後に脱退して、次作『ブラック・アンド・ブルー』からロン・ウッドが加入します。レコードA面最後の曲、ちょっと切ない「タイム・ウェイツ・フォー・ノー・ワン」では、ミック・テイラーの流麗なギターを聴くことができます。
『BAD COMPANY』BAD COMPANY

シンプルで力強い印象のジャケットが彼らの意気込みを表しているようです。ヘヴィーな音のブルース・ロックで成功したフリーから、よりシンプルで洗練されたロックンロールをやるバンドに生まれ変わってアメリカでも大成功。天性のボーカリスト、ポール・ロジャース率いるバッド・カンパニーのデビューアルバムです。
メンバーはポールと同じく元フリーのサイモン・カーク(Dr.)、元モット・ザ・フープルのミック・ラルフス(Gt.Key)、元キング・クリムゾンのボズ・バレル(Ba.)という布陣で、所謂スーパーグループですね。ツェッペリンのレーベル、スワン・ソングからデビュー、マネージャーもツェッペリンと同じピーター・グラントです。
『NOT FRAGILE』BACHMAN-TURNER OVERDRIVE

豪快ロックンロールのBTO、バックマン・ターナー・オーヴァードライヴです。カナダのバンドだから大陸的という訳ではありませんが、ヒット曲「ハイウェイをぶっ飛ばせ!(Roll On Down The Highway)」は、どデカいトレーラーでどこまでも続くハイウェイを走りながらカーラジオで流せば気分良さそうです。
アルバムタイトルの『NOT FRAGILE』は壊れない、頑丈という意味ですが、普通は荷物に「FRAGILE」のシールが貼ってあったら壊れ物・取り扱い注意という意味です。71年にテクニカルな職人集団イエスが『Fragile(こわれもの)』をヒットさせましたが、このアルバムはシンプルでストレート、骨太なロックで彼らなりの返答を出したということでしょうか。
『PAPER MONEY』MONTROSE

ギターのロニー・モントローズと、後にヴァン・ヘイレンの2代目ボーカリストとなるサミー・ヘイガーが組んだアルバムで、邦題はどういうわけか『灼熱の大彗星』。確かに若い彼らの熱いものは感じる内容ですね。ギターが鋭い「アイ・ガット・ザ・ファイア」は、まさに暑苦しいくらいのカッコ良さ。
1stは完全にハードロック、今作はロニー・モントローズが脱ハードロックを目指したのかアコースティックな曲も収録されています。それが原因なのかボーカルのサミー・ヘイガーは本作を最後に脱退してソロ活動を始め、後にヴァン・ヘイレンに加入します。彼の声は確かにハードロック向きだと思いますね。
1974年(昭和49年)の日本
主な出来事:この年にセブンイレブン第1号店が東京で開店して、コンビニエンスストアが日本中へと広がっていくことになりました。ミスタープロ野球・長嶋茂雄が引退して「わが巨人軍は永久に不滅です」の名言を残し、小野田元陸軍少尉がフィリピンのルバング島から帰還というニュースもありました。過激派による三菱重工爆破事件が起きたのもこの年です。
テレビ・映画:萩原健一と水谷豊のドラマ「傷だらけの天使」、アニメ「アルプスの少女ハイジ」「宇宙戦艦ヤマト」が放送開始。映画ではウィリアム・フリードキン監督の『エクソシスト』、アル・パチーノの『セルピコ』、ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが共演した『スティング』、ジョージ・ルーカスの出世作『アメリカン・グラフィティ』などが公開されました。
ヒット曲:吉田拓郎と岡本おさみが作曲、作詞を手掛けて森進一が歌った「襟裳岬」が日本レコード大賞と日本歌謡大賞を受賞。中条きよしの「うそ」は従来の演歌・歌謡曲の本筋を歩むヒット曲です。アン・ルイスの「グッド・バイ・マイ・ラブ」や青春ドラマのスター・中村雅俊の「ふれあい」も74年、安井かずみと筒美京平が郷ひろみに提供した「よろしく哀愁」は、彼の代表曲にひとつになりました。
73年の名盤10枚 ◀ 74年の名盤10枚 ▶75年の名盤10枚




コメント