70年代洋楽ロック イントロがカッコいい曲ベスト30

ロック好きのハートを熱くするイントロ30選

イントロの音が鳴った瞬間に胸が高鳴る曲が70年代の洋楽ロックにはたくさんありました。思わずコピーしたくなるイントロが格好いい、今聴いても熱くなる名曲を厳選して年代順に30曲選んでみました。また、ここで紹介する曲は Amazon Music Unlimited の無料体験で試聴できます。収録アルバムへのリンクも貼っていますので、興味のある方はご覧ください。

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01.『いとしのレイラ』デレク・アンド・ザ・ドミノス

「いとしのレイラ」は当時のエリック・クラプトンの心情を歌った曲ですが、苦しい胸の内を吐き出すようにギターが鳴る前半とピアノが美しい後半が対照的です。アルバムのプロデューサーでレコーディング・エンジニアも兼ねていたトム・ダウドの証言によると、イントロのギターはあの有名なリフを生み出したデュアン・オールマンが重ね録りしたのだそうです。歌の入るパートはクラプトンの作詞作曲で、個性の違う二人のギタリストが出逢ったことで素晴らしい名曲が生まれたということですね。

Layla and Other Assorted Love Songs』Derek and the Dominos

02.『移民の歌』レッド・ツェッペリン

レコードのA面1曲目に相応しくインパクト抜群。鋭く攻撃的なギターのリフに続いて入るロバート・プラントの雄叫びは、戦闘開始を告げるかのようです。短いけれどロック好きの心をガッチリと掴むシャープなイントロで、3分に満たない曲は緊張感を保つのにちょうどいい長さですね。リフからA→Eでボーカルが始まるところも効果的です。ファースト・アルバム収録の「グッドタイムス・バッドタイムス」、セカンド・アルバム収録の「胸いっぱいの愛を」などリフ作りの名人にして名プロデューサー、ジミー・ペイジの傑作。

Led Zeppelin III』Led Zeppelin

03.『マイ・スウィート・ロード』ジョージ・ハリスン

12弦のアコースティックギターのストロークが気持ちのいいイントロには6弦のアコースティックギターを重ねているのだそうで、改めて聴いてみると確かに重なって聴こえますね。メロディーを奏でるジョージのスライドギターは温かい音色でこれも気持ちいいです。イントロから1分40秒あたりまでドラムが入っていないのは、何本か重ねたギターを強調して途中から分厚いゴージャスな雰囲気にしたかったのかもしれません。ビートルズを卒業したジョージ・ハリスン渾身の3枚組アルバム『オール・シングス・マスト・パス』に収録のヒット曲。

All Things Must Pass』George Harrison

04.『オール・ライト・ナウ』フリー

ポール・コゾフが弾く豪快なギターのリフはスカッと明るい感じではなく、どちらかというとマイナーで重たい感じに聴こえます。この人のギターにはなんとも言えない雰囲気があって、微妙な揺れや独特なタイム感が持ち味ですね。バックにはずっと拍子木のような乾いた音が鳴っていて、そこにポール・ロジャースの絶妙に嗄れたボーカルが加わると、これぞフリーという名曲の出来上がりです。当時20歳前後の若者たちが叩きつけるシンプルかつヘヴィーなブリティッシュ・ロック。

Fire and Water』FREE

以上4曲が70年の個人的ベスト・イントロです。→ 1970年の洋楽ロック 名盤10枚

05.『ロック・アンド・ロール』レッド・ツェッペリン

ツェッペリンの大ヒットアルバム『Led Zeppelin IV』のA面2曲目、その名の通りのロックンロールナンバー。ハイテンポなボンゾのドラムで一気にテンションが上がるところまではいいのですが、ギターを弾いてみると出だしがズレてしまうという悩ましいイントロです。カラクリを解説している動画や文章はたくさんあるものの、気分良く合わせるのはやはり難しいですね。素人の悩みは別としてドラムのイントロだけでここまで盛り上がるかという1曲。

Led Zeppelin IV』Led Zeppelin

06.『無法の世界』ザ・フー

原題「Won’t Get Fooled Again」とまったく違う邦題は、荒々しいイメージのあるザ・フーにぴったりでセンスを感じます。音量が上下して波打つようなイントロのキーボードはピート・タウンゼントで、オルガンの音をシンセサイザーで加工しているのだそうです。ギターとドラムが被さってくるところも恰好良くて、これぞイギリスを代表するベテランロックバンドが放つ8分を超える大作の名イントロ。コンパクトにまとめられたシングルバージョンより、イントロが長いアルバムバージョンのほうがライブで盛り上がりそうです。

Who’s next』The Who

07.『ラウンドアバウト』イエス

イントロでスティーヴ・ハウが弾くアコースティックギターはマーティンのダブル・オー、その後のエレキはギブソンのES-5というエレアコ。イエス黄金期のメンバーによる名盤『こわれもの』の冒頭を飾る名曲は、アコギに続いてクリス・スクワイアがピックで弾くリッケンバッカーのベースが入るところがとにかくワクワクします。曲の長さを感じさせることなく最後まで楽しませてくれるところが、プログレッシブロックを代表する大物バンドらしいです。

FRAGILE』Yes

08.『黒い炎』チェイス

ブラス・ロックのチェイスらしくハイトーンのトランペット4本が炸裂する強力なイントロは破壊力抜群。ブラスのハードなファンファーレに続いて入るボーカルも荒々しくて、体調を整えて聴かないとちょっと疲れるくらいの迫力です。約3分間とラジオ向きの短い曲ですが、ハイテンションでインパクトがあるだけに、これくらいの長さがちょうど良いですね。「無法の世界」と同じく原題の「Get It On」とはまったく違うものの、バンドと曲のイメージにピッタリの「黒い炎」という邦題にセンスを感じます。

CHASE』CHASE

ここまでの4曲が71年のベスト・イントロです。→ 1971年の洋楽ロック 名盤10枚

09.『魔法使い』ユーライア・ヒープ

12弦ギターのアルペジオが美しいユーライア・ヒープの「魔法使い(The Wizard)」。ロジャー・ディーンが手掛けたジャケットアートワークの幻想的な雰囲気にピッタリのイントロです。最初はアコースティックギターとボーカルだけなのですが、このパートが素晴らしくてアルバム『悪魔と魔法使い』の世界に引き込んでくれるようなケン・ヘンズレーのギターとデヴィッド・バイロンのボーカルが最高です。静かな導入部はバンドの演奏やコーラスが入る後半のドラマチックなパートと対照的で、アコースティックからロックへという流れがカッコいい曲ですね。

DEMONS AND WIZARDS』URIAH HEEP

10.『ハイウェイ・スター』ディープ・パープル

アタックが強くてインパクトのあるロジャー・グローヴァーのベースがアクセル全開で走り出して、オクターブ上がって一気に下がっていくところが最高にカッコいいです。この疾走感はまさに「ハイウェイ・スター」のタイトル通りで、ジョン・ロードのキーボードもまさしくディープ・パープルの音。同じくアルバム『マシン・ヘッド』に収録された「スモーク・オン・ザ・ウォーター」のイントロはリッチー・ブラックモアのギターが主役ですが、ハイテンションなイントロで気分が上がるこちらの曲を選びました。

MACHINE HEAD』DEEP PURPLE

72年のベスト・イントロはこの2曲を選びました。 → 1972年の洋楽ロック 名盤10枚


11.『ライアー』クイーン

ロジャー・テイラーが叩く硬めで高いカウベルの音が入ったドラムとハンドクラップで始まって、ハードな音で入るブライアン・メイのギターがカッコいい「ライアー」は、クイーンらしく飽きさせない凝った構成でドラマチックに展開します。高校生のときにラジオから流れてきたこの曲を一発で気に入ったのは、フレディ・マーキュリーのボーカルよりもレッドスペシャルが放つ如何にもロックという音のせいで、いまだに「ボヘミアン・ラプソディ」よりもこちらのほうが好きです。ボーカルが始まるまで1分20秒あまり楽しめる長めのイントロ。

Queen I』Queen

12.『20th Century Boy』T.レックス

タイトルをカタカナで表記するとサマにならないので英語表記にしましたが、ファズの効いたギターの短いEで始まるこの曲のインパクトは強烈です。マーク・ボランの少し甘い独特なボーカルとのギャップもあって、さらに印象に残るイントロですね。「ライアー」と同じくハンドクラップを上手く使っていますが、最近の曲ではあまり聴かなくなりました。シンプルでハードなリフも耳に残るしコーラスも強めだし最後に入るサックスも斬新だし、派手で自己主張の強いグラムロックらしい1曲です。

13.『チャイナ・グローブ』ザ・ドゥービー・ブラザーズ

豪快で歯切れの良いギターのカッティングがカッコいいイントロには、如何にもアメリカン・ロックらしい爽快感があります。トム・ジョンストンのギター1本で始まってギターがもう1本とシンプルなロックンロール・ピアノ、乾いた音のドラムが入って更にベースが入ってという畳み掛けるような演奏がまことに気分がいいですね。男らしさを感じるトムのボーカルとギターのリフの頭がシンクロしているのも、この曲の肝だと思います。

The Captain and Me』The Doobie Brothers

14.『アメリカン・バンド』グランド・ファンク

この曲のイントロを特徴付けるのは何と言っても冒頭のカウベルで、この音を聴くだけで気分が盛り上がります。マーク・ファーナーのギターとメル・サッチャーのベースが入ると更に気分は盛り上がり、カッコいいリフが始まるとロック好きの血が沸騰する状態に。野性味溢れる演奏は3人編成のグランド・ファンクならではで、荒々しさこそがこのバンドの持ち味です。ドラムを叩きながら歌うドン・ブリューワーのボーカルもワイルドで、“俺達がアメリカン・バンドだ“と言ってのける自信と潔さもカッコいいです。

We’re An American Band』GRAND FUNK 

15.『迷信』ベック・ボガート&アピス

『迷信(Superstition)』はスティーヴィー・ワンダーが書いた曲で、本家はファンキーなアレンジなのですが、ジェフ・ベック率いるB.B.A.が演奏するとこんなにもハードにカッコ良くなります。スティーヴィー・ワンダーの弾くクラヴィネットをレスポールに置き換えたイントロは出だしの単音から個性的で、歪んだ音がカッコいいリフに入るところは鳥肌モノです。ティム・ボガートのヘヴィーな音のベースとカーマイン・アピスのハイハットを上手く使ったパワフルなドラムが入ると、もう完全にB.B.A.のオリジナルかと思えます。腕利きが3人揃うとこうなるという良い見本ですね。

Beck Bogert Appice Live in Japan 1973 Live in London 1974』Beck Bogert Appice

16.『アンジー』ザ・ローリング・ストーンズ

キース・リチャーズが弾くアルペジオのイントロが胸に沁みる「アンジー」は、ギターのミック・テイラー在籍時のヒットナンバーで、ストーンズが『レット・イット・ブリード』に始まる名盤を立て続けに発表して最も充実していた時期の作品です。ローリング・ストーンズもアコースティック・ギターの静かな曲をやるのかという驚きがあった曲ですね。このイントロ最大のポイントは最初に入るギターのピッキングハーモニクスと、ミック・ジャガーの歌に入る前に鳴るニッキー・ホプキンスのピアノで、ここが非常に効果的だと思います。

GOATS HEAD SOUP』The Rolling Stones

17.『ママ・キン』エアロスミス

ギターのイントロが小気味良い軽快なロックンロールですが、ジョー・ペリーのギターの音が絶妙に歪んでいて軽すぎず重すぎず、そこがいいなと思います。バックには普通こういう感じの曲ではあまり使われないサックスが入っているのも新鮮で、ギターがリフからソロに転じてまたリフに戻るところもカッコ良くライブでは盛り上がりそうです。1分余りのイントロの勢いのある演奏とスティーヴン・タイラーの個性的なボーカルは、アルバム『Aerosmith(野獣生誕)』でデビューしたばかりの新人バンド、エアロスミスの勢いを感じさせてくれます。

AEROSMITH』AEROSMITH

73年のベスト・イントロは最多の7曲を選びました。ここがまさに洋楽ロックの黄金時代。→ 1973年の洋楽ロック 名盤10枚

18.『紫の炎』ディープ・パープル

ボーカルがイアン・ギランから全く違うタイプのデヴィッド・カヴァーデイルに変わってからヒットしたのが「紫の炎(Burn)」です。イアン・ペイスのドラム一発と共に始まるリッチー・ブラックモアの如何にもストラトという硬めでハードな音の高速リフは、アルバムのA面1曲目に相応しく疾走感たっぷりですね。5小節目から始まるジョン・ロードの歪んだ音のキーボードはギターとユニゾンになっていて、これがイントロに厚みを与えています。スピード感と緊張感のあるリフは、ロック史に残る貴重な財産のひとつではないでしょうか。

BURN』Deep Purple

19.『スウィート・ホーム・アラバマ』レイナード・スキナード

サザンロックの雄、レイナード・スキナードの特徴はギターが3人いたことで、代表曲のひとつ「スウィート・ホーム・アラバマ」のイントロでもギターが3本鳴っています。曲自体は上から下へとだんだん下がっていくリフと同じメロディーの繰り返しなのですが、これがなんだか呪文のように気持ち良くなっていくんです。演奏が始まる前のカウント”One two three”と、始まってすぐに”Turn it up(音量を上げて)”という声が入っていて、これがライブっぽい雰囲気を出しているのもいいなと思います。異なるフレーズを弾く3本のギターが重なることで生まれるグルーブや立体感が、イントロだけでなくこの曲全体の特徴ですね。

SECOND HELPING』LYNYRD SKYNYRD

20.『ロック・ボトム』UFO

スコーピオンズを経て加入したマイケル・シェンカーのギターが炸裂する強力なリフは、これぞハードロックという破壊力を持っています。この曲の印象を一発で決定付ける不穏な空気を纏ったメロディーには耳に残るインパクトがありますが、兄のルドルフが在籍するスコーピオンズの音に通じるものを感じますね。6分を超える曲を最初から最後までハイテンションで弾き続けるマイケルはリリース当時まだ19歳、ロック小僧のエモーショナルなギターには心を揺さぶる熱さがありました。

PHENOMENON』UFO

74年のベスト・イントロは以上の強力な3曲です。→ 1974年の洋楽ロック 名盤10枚

21.『呪われた夜』イーグルス

スライドするベースラインと短いカッティングのギター、そしてブゥーンと鳴るギター。これまで聴いたことのないイントロには新鮮な驚きがありました。録音はジョー・ウォルシュの加入前で、リードギターはドン・フェルダー、リズムギターはグレン・フライ、ベースはもちろんランディ・マイズナーです。歌詞の内容は運命の夜が訪れるだろうという予感と高揚感、不安と焦燥を描いたものだそうで、だとしたら最高のイントロだと思います。ドン・ヘンリーのハスキーなボーカルが始まると完全にイーグルスの世界に浸ってしまう、そんな曲ですね。

ONE OF THESE NIGHTS』EAGLES

22.『ショー・ミー・ザ・ウェイ』ピーター・フランプトン

2枚組にもかかわらず売れに売れたライブアルバム『フランプトン・カムズ・アライブ!』に収録されたピーター・フランプトンの代表曲「ショー・ミー・ザ・ウェイ」は、12弦ギターのストロークからトークボックスを使ったメロディーが始まるところが最高に気持ち良いです。スタジオ版の少しゆったりとしたイントロもいいのですが、ライブ版のほうがテンポも速く客席の歓声と相まって気持ちも高ぶり、フランプトンの少しハスキーな男っぽい声のボーカルが入るとライブは最高潮です。イントロが始まった瞬間とボーカルが始まる瞬間、ここがロックの醍醐味のひとつだと思います。

Frampton Comes Alive !』Peter Frampton

懐かしい75年の2曲でした。→ 1975年の洋楽ロック 名盤10枚

23.『ホテル・カリフォルニア』イーグルス

ドン・フェルダーが弾く哀愁を帯びた12弦ギターのイントロは、70年代のカリフォルニアを象徴するようで胸がキュンとなります。歌詞の解釈は色々あるようですが、アルペジオが切なく響くのは華やかなだけではない世界を歌っているからでしょう。大ヒットしたのは物悲しく美しいメロディーと曲のイメージにぴったりなドン・ヘンリーのハスキーなボーカル、絶妙なギターのアンサンブルがあるからだと思いますが、あのイントロを聴くたびに70年代が蘇るのは懐かしくもありちょっと切ない感じもします。

Hotel California』Eagles

24.『ロウダウン』ボズ・スキャッグス

ジェフ・ポーカロのイントロのドラムがとにかくカッコいいと思ったのが「ロウダウン」で、それまでハードロックに夢中だっだのですが、あの音とリズムにはちょっと背伸びしたくなる大人の雰囲気が漂っていたのです。後にTOTOを結成することになるバックの中心メンバーはスタジオ・ミュージシャンとして活躍する腕利き揃いで、洒落た演奏でボーカルを引き立てます。洗練されたロック、AORというジャンルが注目されるようになったのもこの頃からでしたね。ボズの来日公演を見に行った際に1曲目は「ロウダウン」かなと思っていたらあのドラムのイントロが始まって、非常に嬉しかったのを覚えています。

SILK DEGREES』BOZ SCAGGS

76年のベスト・イントロはどちらも思い入れのある2曲です。→ 1976年の洋楽ロック 名盤10枚

25.『ライフズ・ビーン・グッド』ジョー・ウォルシュ

イーグルスに在籍中だったジョー・ウォルシュのソロアルバム『ロスからの蒼い風』からのシングル・カット。スネアとバスドラで始まってエレキ、もう1本エレキ、それからアコースティックギターへという珍しい構成のイントロです。ツェッペリンの”Rock and Roll”同様、最初のギターの入りが分かりにくくて、あれ?となるのですが、そこがこの曲独特のノリに繋がっているのかもしれません。メインのリフはジェイムス・ギャングでハードなギターを弾きまくっていたジョー・ウォルシュらしく耳に残るインパクトがありますが、ボーカルは一転してリラックスした感じで色々な味が楽しめる曲です。


26.『キル・ザ・キング』レインボー

学生時代に大阪でレインボーのライブを見に行ったら、オープニングでジュディ・ガーランドの「オーバー・ザ・レインボー」に続いて「キル・ザ・キング」のイントロが始まって、会場は一気に興奮の坩堝へ。その衝撃たるや凄まじく、やっぱりリッチー・ブラックモアのギターはカッコいいなと思いました。アルバムに収録されたバージョンとはアレンジが違っていましたが、スタンダード・ナンバーを上手く使った粋な演出から鋭い音のリフが鳴り響くと、ロック好きの血が沸騰するのは当然です。この曲はスタジオ版とライブ版を聴き比べてみると面白いと思います。

※スタジオバージョン

Long Live Rock’n’Roll』/『Rainbow On Stage』Rainbow

27.『ホールド・ザ・ライン』TOTO

初めて聴いたときはジェフ・ポーカロのスネア一発からデヴィッド・ペイチのピアノが始まると、お、なんか違うなと引き込まれて、スティーヴ・ルカサーのギターが入ると、おお、カッコいい!と思ってしまいました。ロックのイントロといえばギターが主役というイメージがあるのですが、この曲では強めのアタックのピアノも印象的です。スタジオで鍛えたミュージシャン達が洗練された演奏とセンスでロックの表舞台に躍り出たのがTOTOで、彼らのデビューアルバムの中でも飛び切りインパクトのある曲が「ホールド・ザ・ライン」でした。

TOTO』TOTO

28.『ロクサーヌ』ザ・ポリス

この曲に漂う寂寥感というのか、乾いた冷たい感じはイントロのハイハットと短く刻むギターから漂っていて、更に不協和音のような鍵盤の音と笑い声が不安のような感情もかきたてます。ところがこれはスタジオでの”butt-piano”と呼ばれるアクシデントで、スティングがたまたまピアノに寄りかかって鍵盤が鳴ったのを他のメンバーが笑った出来事を、そのまま録音したのだそうです。デビューから間もない勢いのあるバンドらしいなと思いますが、彼らの演奏は3人編成の極みの如くソリッドでカッコ良く、スティングの枯れた声とも相性が良くて「ロクサーヌ」は新しい時代のロックを感じさせてくれる曲でした。

Outlandos d’Amour』THE POLICE

29.『ユー・リアリー・ガット・ミー』ヴァン・ヘイレン

いよいよハードロックの時代も終わりかという頃に登場したヴァン・ヘイレンは、なかなか衝撃的でした。「ユー・リアリー・ガット・ミー」はエディ・ヴァン・ヘイレンが笑顔で弾き倒すハードなギターがとにかくカッコいい曲で、レコードでは2曲目「Eruption(噴火)」の超絶ギターソロの余韻が冷めやらないうちに、あのブラウン・サウンドと呼ばれる独特な音のリフが始まります。インストナンバーからすぐにリフへという流れがあるので、Eruptionもイントロみたいなものですね。キンクスがヒットさせた原曲をヘヴィーに味付けしたこの曲で、エディは一躍ギターヒーローとしてロックシーンに躍り出ました。ハードロックはまだまだ死んでないぞと思わせてくれた、ロックファン待望の1曲です。

VAN HALEN』Van Halen

78年のベスト・イントロは5曲でした。→ 1978年の洋楽ロック 名盤10枚

30.『ウェイト・フォー・ミー』ホール&オーツ

イントロの心地良いギターの音色は爽やかだけど、どこか切ない響きも持っています。E♭からDm7、Cm7、B♭、Fと流れて行くコードの後ろには浮遊感のあるシンセサイザーが鳴っていて、I love you のようなストレートな感情表現ではなくて「お願いだから待っていて」という切ない感情を歌ったこの曲に合っているなと思います。最後に入るエレクトリックピアノは物語の始まりにつなぐような効果があって、歌い出しの歌詞が「Midnight hour…」というのもいいですね。ホール&オーツが80年代のブレイクを前に放った名曲が「ウェイト・フォー・ミー」です。

X-STATIC』Daryl Hall & John Oates

79年のベスト・イントロに選んだのはこの1曲。→ 1979年の洋楽ロック 名盤10枚

イントロで蘇る70年代洋楽ロック

完全に好みで選んだ30曲ですが、73年の曲が多くなったのは洋楽ロックの全盛期だったから、次いで78年の曲が多いのは一番音楽に親しんだ時期でもある学生時代に重なっているからだと思います。イントロを聴いただけでハートに火が付いたように70年代が蘇るのは、懐かしくもあり嬉しい瞬間です。

▶ 聴いてみたい曲は Amazon Music Unlimited の無料体験で試聴できます。


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