『マシン・ヘッド』ディープ・パープル

DEEP PURPLE
IAN GILLAN – vocals
RITCHIE BLACKMORE – guitars
IAN PAICE – drums
ROGER GLOVER – bass
JOHN LORD – keyboards
『MACHINE HEAD』
1. HIGHWAY STAR
2. MAYBE I’M A LEO
3. PICTURES OF HOME
4. NEVER BEFORE
5. SMOKE ON THE WATER
6. LAZY
7. SPACE TRUCKIN’
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ハードロックのバイブルとして、また彼らの黄金期と言われた第2期の大ヒットアルバムとして有名なこの作品は、1曲目の「ハイウェイ・スター」からアクセル全開です。
インパクトのある音のロジャー・グローバーのベースが走りだすイントロから、パワフルなイアン・ギランのボーカルが炸裂するところで、当時のロック小僧達はもうコロッといってしまいました。
さらに5曲目の「スモーク・オン・ザ・ウォーター」でギター・キッズ達はこぞってあの有名なギターのイントロに挑戦し、バンドのボーカリスト達は誰にも真似のできない最後の曲「スペース・トラッキン」の狂ったようにシャウトするギランのボーカルに憧れながらも打ちのめされたのです。
もう1曲あればシングルが4枚出来上がるほどの名曲揃いのこのアルバムを最強メンバーがプレイするわけですから、これはもう売れないわけがありません。しかもライブで聴けるとなれば、続く傑作「ライブ・イン・ジャパン」が大ヒットするのも当然です。
しかしこの頃すでにメンバーの仲は最悪だったそうで、翌73年にはイアンとロジャーの二人がバンドから脱退してしまいます。イアン・ギランのソロ・ライブは一度見に行ったことがありますが、大音量に圧倒されたもののソロ・アルバムと同じくいまひとつパッとしない出来でした。
やはり絶頂期だった彼らのライブを一度でいいから見たかったと今でも思いますが、最高のメンバーが最高の曲を演奏するこのアルバムはこれからもハードロックの金字塔として輝き続けるのは間違いないでしょう。
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『LIVE IN JAPAN』DEEP PURPLE

ディープ・パープル絶頂期のメンバーが熱いライブを繰り広げる、ロックのライブアルバムの中でも屈指の名盤。バンドは崩壊寸前だったにも関わらずこの名演。満員の観衆が写ったジャケットを見るとステージもイアン・ペイスのドラムセットもシンプルですが、それでいてあの迫力のあるドラミング。ライブの熱気が伝わる貴重な写真ですね。
内容は72年8月の初来日公演、日本武道館と大阪フェスティバルホールでのライブからベストテイクを抜粋したもので、4曲目の「ミュール」と6曲目の「レイジー」が東京、他は大阪でのライブとなっています。海外では『Made in Japan』として発売されましたが、『LIVE IN JAPAN』のほうが馴染みもあるし嬉しいです。
『DEMONS AND WIZARDS』URIAH HEEP

美しいアコースティック・ギターのイントロから始まる「The Wizard」がいいですね。途中から加わるハイトーンのコーラスとハードなエレクトリック・ギターとのコンビネーションが最高。古き良きブリティッシュ・ハードロックを代表するユーライア・ヒープの名盤です。
シンプルなリフが癖になる「Easy Livin’」はシングル・カットされて全米トップ40入りの大ヒット、アルバムも全米チャート23位を記録して彼らの名前を飛躍的に高めました。おかげでバンドは忙しくなってEasy Livin’(気楽な暮らし)もままならない状態になったそうです。
『Close to the Edge』YES

『こわれもの』もそうでしたが、『危機』というタイトルも絶妙な邦題で何故かなるほど、と納得してしまいます。予想外の小鳥のさえずりから始まって一転テクニカルな演奏に突入する圧巻の約40分、なるべく良い音で聴きたいプログレッシブ・ロックの傑作です。
グリーンにグラデーションが掛かった印象的なジャケットは、イエスと相性のいいロジャー・ディーンが手掛けました。前作に続く幻想的なアートワークと、黄金時代のメンバーの演奏が一体となったイエスの世界が堪能できる作品ですね。19歳でイエスに加入したドラムのビル・ブルーフォードは、本作を最後にキング・クリムゾンへ移籍します。
『ARGUS』WISHBONE ASH

邦題は『百眼の巨人アーガス』で、単にアーガスとしなかったところがいいなと思います。ツイン・リードギターがウィッシュボーン・アッシュの売り物になっていますが、基本的にエレクトリック・ギターがハード過ぎずに美しい作品に仕上がっています。彼方を見つめる戦士の後ろ姿が印象的なジャケットはヒプノシスの作品です。
1曲目の「時のかなたに(Time Was)」は、美しいアコースティック・ギターに重なるボーカルとコーラスもまた美しく、そこからポップなロックへと展開していきます。アルバム全体が百眼の巨人アーガスが見た物語を語るためにドラマティックに構成されいて、ツイン・リードギターのスタイルはその後シン・リジィに引き継がれました。
『EXILE ON MAIN STREET』THE ROLLING STONES

2枚組で発表された『メインストリートのならず者』は、ストーンズの最高傑作か。インパクトのある猥雑なジャケットと共に、もはや呪術的な魔力を秘めているかのようです。名曲「ダイスを転がせ」や、後にマーチン・スコセッシ監督のドキュメンタリー映画のタイトルになった「シャイン・ア・ライト」など収録。
猥雑なジャケット同様、ブルース・カントリー・ソウルなどを集めて煮詰めてロックにしたようなアルバムは、フランス南部に借りた屋敷の地下室で録音されたものです。地下の密室にメンバーが集まってぐつぐつ煮詰めた結果、ストーンズ黄金期の名盤が出来上がりました。
『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』DAVID BOWIE

変化を恐れない男、デヴィッド・ボウイが架空のロックスターを演じたのが『ジギー・スターダスト』です。12弦のアコースティック・ギターが奏でる「スターマン」のイントロの気持ち良さ。相棒ミック・ロンソンのリードギターもこの曲にピッタリです。
ラストの「地獄の街角(Rock ‘n’ Roll Suicide)」ですが、原題の”Suicide”は大衆に消費されて役割を終えることを意味していて、没落していくロックスター、ジギー・スターダストの絶望を邦題で“地獄”、孤独を感じる場所を“街角”という言葉で表したのだそうです。直訳で自殺という言葉は使いにくいし、当時のレコード会社の担当者の工夫と努力が伺える邦題ですね。
『LIVE! In Europe』RORY GALLAGHER

塗装の剥げたストラトキャスターがトレードマークのロリー・ギャラガー。ラフな格好で熱いライブを繰り広げるアルバムは故郷でのライブを収録した『アイリッシュ・ツアー』と並ぶ傑作です。この写真を見るだけでも気持ちが熱くなってくるのは、カメラマンの腕前かロリーの人柄か。
ストラトだけではなくアコースティック・ギターやマンドリン、ハーモニカも使ったライブは、ロリーの簡潔なMCと軽くチューニングして曲に入るところが臨場感を感じられていいなと思います。ライブに入る前の司会者の紹介も”Rory Gallagher!”と名前を呼ぶだけで、そこがまたいいなと思います。
『Chicago V』Chicago

初期のシカゴからは想像も付かないヒットナンバー、ポップな「サタデイ・イン・ザ・パーク」収録の5枚目のアルバム。ブラスロック・バンドらしくホーンやコーラスなど分厚い音造りは相変わらずでカッコいいです。テリー・キャスやピーター・セテラなどの才能を擁したバンドが初の全米位1位を獲得した作品。
本作以前のシカゴのアルバムはスタジオ盤がすべて2枚組、ライブ盤『シカゴ・アット・カーネギー・ホール(Chicago at Carnegie Hall)』は4枚組というボリュームでした。ベトナム戦争を背景にメッセージ性の強かったバンドは『Chicago V』で、よりポップなブラスロックを1枚のアルバムに凝縮して大成功を収めます。
『Toulouse Street』THE DOOBIE BROTHERS

大好きな「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」から「ロッキン・ダウン・ザ・ハイウェイ」と続いた時点で、もうウキウキします。アメリカのバンドらしくカラッと乾いた感じがいいですね。ここからドゥービー・ブラザーズの快進撃が始まります。ボーカルは、やっぱりトム・ジョンストンが好みです。
プロデューサーのテッド・テンプルマンは後にヴァン・ヘイレンを発掘した人で、元々ミュージシャン出身だっだことから、アーティストたちの感性を大切にして如何に魅力を引き出すかということに長けていました。バンドがツイン・ドラムになったのはこのアルバムからです。
1972年(昭和47年)の日本
主な出来事:札幌冬季オリンピックが開催され、スキージャンプの“日の丸飛行隊”が70m級でメダルを独占、“銀盤の妖精”フィギュアのジャネット・リンが人気を博して盛り上がったのが72年。沖縄が日本に返還され中国との国交が回復、大阪の千日デパートの火災で多くの犠牲者が出たり、過激派によるあさま山荘事件に日本中が注目したのもこの年でした。
テレビ・映画:中村敦夫主演、市川崑監督の斬新なテレビドラマ「木枯し紋次郎」が放送され、上條恒彦が歌った主題歌「だれかが風の中で」もヒット。刑事ドラマ「太陽にほえろ!」がスタートして歴代刑事の殉職が話題になるという新しいパターンも生まれました。映画史に残る名作『ゴッドファーザー』やクリント・イーストウッドの『ダーティハリー』、ジーン・ハックマンの『フレンチ・コネクション』などが公開。
ヒット曲:歌謡曲では、ちあきなおみの「喝采」や小柳ルミ子の「瀬戸の花嫁」、アグネス・チャンの「ひなげしの花」、麻丘めぐみの「芽ばえ」などがヒット。70年代の音楽界に颯爽と登場したよしだたくろうが「旅の宿」「結婚しようよ」などで旋風を巻き起こします。朱里エイコはパンチの効いたボーカルで「北国行きで」をヒットさせました。
71年の名盤10枚 ◀ 72年の名盤10枚 ▶73年の名盤10枚




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